キミの瞳に

珠月side







今日は前に春と出かけた時に会った悠と久しぶり会う約束をした俺は待ち合わせ場所に向かう。







ボーッと歩いていると少し離れている所にいる男女が視界に入る。






休日だから出かけるのか。


そう単純に思った。





だんだんその2人に近づく俺。





男の方がすごく笑っていて、彼女のことを可愛いと思ってるんだろうなと率直に思った。







そう思った時女の子の横顔がチラッと見える。






「…?」






見間違え…?






一瞬その子の顔が春に見えた。






歩く速度を一気に緩める俺。






さっきよりも近づいたからか2人の声が聞こえてくる。







女の子の声が間違いなく春で、咄嗟に俺は2人に近づいていた。









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