ソウル・メイト
力が湧く
私の後ろに隠れていた千鶴が、「ママぁ」と言いながら私が着ているシャツの裾を引っ張った。

「あっ。千鶴!そうね、中に入りましょう」
「うん!」

小さな手の温もりを感じながら、私はドアを閉めた。

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