ハイスペックイケメンなんてお呼びじゃない!~バツイチナースは恋に無関心~
穏やかさんと思いきや相手はグッと押してきた やはり一枚以上上手のようです side葉月
お昼ご飯が出来たのでリビングのローテーブルに並べ始める。

『菜穂、真穂、弥生ちゃん。ご飯にするから手を洗ってきなさい。』

『『『はーい』』』

3人元気に返事して洗面所に行く。
渉先生がついて行く。

私と美春はキッチンから続々料理や取り皿コップに箸などを持って行き並べていると


『手伝うよ。』

そう内海さんが言って一緒にお箸やお皿を並べる。

子ども達も戻ってきたので食べ始めた。


ある程度子どもも、大人も食べてゆっくりし始めた時


『小林さん、今日お会い出来て嬉しいです。
美春から誘われたと思いますが、俺が貴方と弥生ちゃんに会いたいからその機会を作って欲しいとお願いしたんです。』


『お会いして接して益々俺は貴方も弥生ちゃんも好きになりました。
まずはお友達で構いません。
弥生ちゃん含め3人で出掛ける機会を俺にくれませんか?』


内海さんは隠すことなく今回のホームパーティの件と気持ちをぶつけてきた。

サラッと笑顔で言われたけどこれってお付き合い前提にまずは子ども含めて会いましょうって事だよね…


確かに弥生が珍しいくらいに内海さんに懐いていたけども、それとこれは別。


『お気持ちは嬉しいのですけど、1度失敗してますし私は今はなによりも弥生優先なんです。自分のことは二の次と言うか。正直に言います。
お付き合いするつもりも再婚なども考えておりませんのでお断りします。』

そう、私は再婚は無いからお付き合いも無いのだ。
ここはブレない。
ならば出掛ける機会を作る必要も無い。

ノーという、お断り一択である。


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