チョコレート中毒

ビターチョコ




「お腹すいたぁ。」

三時間目の終わりで、四時間目までの休憩時間。


小腹が空いてきた。



「チョコいる?」

紘のポケットには毎日、沢山のチョコがある。



「甘いのはやだ。」

「これ、ビターチョコ。これなら千花も食べれるんじゃない?」

いると言う前に、袋から取り出して私の口に運ぶ。



「…食べれる。」

チョコなのに甘くない。


もう一個頂戴って意味を込めて口を開ければ、同じ様にチョコを取り出して食べさせてくれた。



「美味いだろ?」

笑顔でそう聞くもんだから、紘の腕に抱きつき頷く。



「うわぁ、ここにバカップルがいる。教室でイチャイチャしないでよ。」

教室の窓際の一番後ろ。


そこで紘といたら、美咲が来てからかいだす。



「美咲。」

名前を呼べば、ニシシって、言葉が似合いそうな笑顔で自分の席に戻っていった。



そのまま少し話して、チャイムが鳴って私達も席に着く。



授業中も頭の中にずっと紘がいて、時々紘の方に目をやれば目が合う。




私は紘の全部が好き。



感情表現が苦手な私は、普通にしてても怒ってる?って結構人に誤解されやすい。


でも紘は、私のちょっとした事にも気付いてくれて、いつも私に笑顔と優しさと、愛をくれる。



好きな所を全部並べたら、キリがない。



だからひとことで


大好きだよ、紘。


< 4 / 4 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

君 が い な い 日 。
Maia/著

総文字数/3,377

恋愛(その他)8ページ

表紙を見る
きみが嘘をつくから。
Maia/著

総文字数/20,490

恋愛(学園)28ページ

表紙を見る
君の涙の理由を俺は知らない。
Maia/著

総文字数/10,179

恋愛(純愛)9ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop