クラス替えがある事で私はその日は朝から緊張していた。


玄関に張り出された2年のクラス表を順番に見ようと1組の欄に目を向けると一番最初に彼の名を見つけた。


“ 一ノ瀬 礼央 ”


そして、私の名前も…あった。


見間違いかも知れないと思い何度も何度も確認したけど、間違いなく私の名前も彼と同じ1組に表示されている。


しかも、私たちの高校は3年になるときにはクラス替えがない。


という事は、残りの高校生活の2年間を彼と同じクラスで過ごせるという事。


その事実に、私の胸は素直に喜び幸せを感じていた。


そしてもう一つの事実、彼と私の名前の間に彼女の名前は…なかった。


紫乃とクラスが離れてしまったのは寂しいけれど、正直…3人が同じクラスにならなかった事に私は胸をなで下ろしていた。

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