取り戻したい・・愛
7 陽翔さんとの生活

✫✫海愛


引っ越した日に
下の階にいる
一部の組員さんにご挨拶をした。

全員に会う必要はない
と、陽翔さんが・・・

このマンションは、
最上階から
直通で一階まで行ける。

だから、
「途中で止まる方の
エレベーターは、決して使うな」
と、言われた。

陽翔さんは、見た目と違い
あれは、駄目。
これは、駄目。
が、多い。

私は、人からそんな風に
構われたことが、ないから
ついつい、可笑しくなって
笑ってしまう。
「うふふっ、大丈夫だよ
陽翔さんが、駄目と言うことは
やらないから。」
「海愛、大丈夫か?
俺、色々言い過ぎてるか?」
「くすっ、いえ、大丈夫ですよ。」
と、言うと
陽翔さんの腕の中に包まれて、
「すまない。」
と、言うから
首を横になんどかふる。


陽子先生とは違って
[ 陽子先生は、だめな物はダメ
自分で考えて決めないと行けないときは
陽子先生からは意見は決して言わない
そんな先生だ。]

陽翔さんは、
私を無限に甘やかしてくれる。

慣れてない私は、
戸惑うこともあるが
すごく幸せを感じている。
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