天高く月が照らす。
真っ直ぐな輝きは
まるであの頃に描いた夢のよう。

あれから時は流れた。
みんなに平等に
同じだけの時間が流れた。

私に残されたのは、ただ一つ。
どこまでも変わることの無い
“私”ただ一つだけなのに。
夢見る時間は、終わったのに。



まだ胸に巣食う“想い”の残骸が、たまに。
ごくごく、たまに。
こうして疼く。



こんな月夜の、美しい夜には――……。




*2013.12.10 他サイトにて公開

2017.4.21 公開

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