カズキ、10年愛〜不良のあなたに恋をして〜前編
「シュンさん!お願いします。もう、カズキ叩かないで!」




私は泣きながら、シュンさんの腕に夢中でしがみついた。





「向こういってろや!」



腕をふりほどくシュン。





「お願いします。シュンさん。許してあげて!」

「るっせ―な!邪魔するな!!」


「シュンさん!シュンさん!!」








気がつけば夢中でカズキの体をかばった。



「お願い!叩かないで」





力いっぱいシュンさんに向かって叫んだ。





―その瞬間



   ボコ!!











私はそこで…
意識が途絶えたのだ…






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