「その泥酔男、超絶イケメンだったんでしょ?それならキスくらいいいんじゃない?」

「そんな問題じゃないんだってば」

私はキノコクリームのオムライスを吹き出しそうになりながらも、目の前の美樹をじっと睨む。

日曜日の今日は、久々のオフで親友の美樹と2人で近所に最近オープンした和イタリアンのレストランでランチ。

美樹とは年齢も入職日も勤務する病棟まで一緒。おまけに1年半前までは一緒に新都総合病院の独身寮に住んでいた。


就職してからの仕事であった嬉しいことも悲しいことも、私の恋愛事情だって美樹はよく知っている。

そんな美樹に金曜深夜の泥酔男事件を2週間前の出来事と一緒にして愚痴るように話すと、美樹は目尻に涙を溜めて笑う。