空と君との間に
後は、何を話せばいいんだ…?


好きなミュージシャンの話しか?


いや、全然流れが違う!


あー!!こういう時に限って、何も思い浮かばない…


その時、タイミングが良いのか悪いのか、電車は、俺が下りる駅に到着しようとしていた。


残念ながら、ここでタイムオーバー…


今日はこれでおしまいか…


まぁ、これだけ話せたんだ…学校でも話すきっかけは、いくらでもある。


次こそは、ちゃんとスムーズに話して、二人の中を進展させるんだ…




駅に到着し、ドアが開く…


「あっ、俺、ここで下りないと…」


これ以上、先に進んでもしょうがない。


俺にとっては大事な時間だが、隆志を待たせるわけにはいかない。


「あっ、私もここで下りなきゃ!」



……え?!



「一緒だね!改札口まで一緒に行こう」




恋愛の神様、ありがとう…!!




俺は今まで生きてきた中で1番幸せです!


しかしこの後、俺はもっと素晴らしい物を、神様から受け取ることとなる…
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