──鈴川くんといえば?──




「え?鈴川?めっちゃ良いやつだよ。優しいし、明るいし、なんつーかまさにクラスの人気者って感じだな」


と、鈴川のクラスメイトの言葉に周りも当たり前のように首を縦に振る。



「・・・アイツはこの学校で唯一俺を理解してくれるやつ」


と、学校で教師にも生徒にも距離を置かれている不良はいう。



「鈴川は、俺たちに必要不可欠な仲間だよ」


と、鈴川と同じサッカー部のチームメイトはいう。



「あいつはねえ、ほんとさあ、隣にいると、この俺が!この俺がね、・・・って今の笑うとこだよ。冗談はさておいて、うん、あいつは本当に完全無欠代表だな」


と、鈴川と仲のいい友人は白い歯を見せて笑いながらいう。



「むかしっから放っておけない天然野郎なのよね」


と、鈴川の幼馴染である女子生徒はあきれたようにいう。



「鈴川くんは、学校を引っ張っていってくれるとても優秀な模範生です」


と、業務じみた冷たい表情のまま鈴川の担任はいう。



「会長は本当にすごい人なんですよ。尊敬してます」


と、生徒会の後輩はほんの少し俯きがちにへらへらしながらいう。