鈴川 飛鳥先輩 さま






拝啓、なんてかしこまってみましたが私の手紙が鈴川先輩に届くことはないと思うのでやっぱり私らしく高校生らしくします。






鈴川先輩の放送から、もうあっという間に月日は過ぎて、私も無事、二年生になりました。





ちなみこれ、お手紙風にしてますが全て私の心の中のものになります。




だってお手紙書いても、鈴川先輩に届く方法を知らないんです。





だからテレパシーで送信しているのですが、鈴川先輩が受信してくださっていることを祈っております。冗談です。






いまこの学校にいる人で鈴川先輩がその後、どうなったのかは知っている人はいません。







私はそんなことを頭の中で語りながら、数枚のB5のルーズリーフを抱えて、階段を下りる。







そういえば、めいが新聞部に入りました。






めいは、私の親友の女の子で、今では髪を真っ黒に染めています。






その経緯を話すと長くなってしまうのですが、あの放送を聞いて、私も、めいも変わりました。





それだけをお伝えできれば十分だと思います。