虹の翼

閑話~圭人の記憶~


ーsideケイオスー

まだ圭人だった時に習った『かなり古いテレビ』が至るところにある。

ーーーざっと数えても軽く百は超えている。

電気コードらしきものは内が気になった1番近いテレビに近付くとテレビが写った。

それは――高2の時の映像だった。

俺はアイスを食べながら帰宅するために歩いていると後ろから

「けーーーい」というはしゃいだ聞こえてきた。

俺は振り向くと

「美夜、大きな声を出さなくれもちゃんと聞こえるから。」 そう言っても

「あー!アイス食べてる!!」そう言うとアイスの棒を掴んでいる腕を美夜の両手を掴んで体重をかけて俺の腕をアイスが食べやすい位置まで下げると一口。

「美夜、」そう窘めても

「アイス美味しい~やっぱり暑い時はこれだよね。」と聞く気ゼロ。
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