決断は一瞬、後悔は一生
―プロローグ―
キミが居ない世界は考えられなくて、私の大好きなキミが隣にいなくなるなんて、こんなにも苦しいことだったなんて。




私はキミが全てだったのに神様はキミを私から奪った。



キミだけじゃない。



キミといた時間。キミの笑顔。あと・・・。




キミが私にくれた幸せ。




全部。



全部―。


私の大事な大事なものだったのに。




「美雨のこと好きだよ」「ありがと」「美雨といると落ち着く」



キミが私に言ってくれた言葉。




全部。全部、覚えてるよ。





だからキミが居ない世界は、真っ暗で退屈な世界だった。




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