哀しみの最果て
あっという間に黒いセダンとの距離も10mあたりになった時、突然真達が乗るミニバンへと迫ってきた。


「おいおい!やばい!」


真は咄嗟にハンドルを切るも、激しい衝突音と共に目の前の景色がスローモーションで歪んでいく。


あまりの衝撃に意識が朦朧とする中、続け様に後続の車の追突による衝撃で真の意識は完全に遠のいていった。
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