俺様室長は愛する人を閉じ込めたい~蜜愛同居~
時間は21時を回っていた。

塔子は携帯を出すと、電話を掛けた。

「もしもし」
5コールで電話が繋がった。
「だいちゃん、まだ仕事?」

「今帰ってるところ。塔子の家に行こうと思ってたけど。もう終わったのか?」

「うん」

「じゃあ、迎えに行くよ」

それから10分ほどして、道路の脇に大輔の黒いドイツ車が止まった。

「塔子」
窓が開き名前を呼ばれた塔子は、小走りに助手席に乗り込んだ。

「ありがとう」
微笑んで乗った塔子を大輔は見た。


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