俺様室長は愛する人を閉じ込めたい~蜜愛同居~
翌日、塔子は大輔のマンションにいた。
都心のタワーマンションだ。
「すごーい。きれーい。」
東京の街を見下ろしながら、塔子は外を見ていた。

初めて入った大輔のマンションは、生活感があまりなく洗練された部屋だった。

「箱だろ?」
大輔は車のキーを取ると言った。

「あたしの家とは違うけど、夜景とかキレイだろうな。」
塔子はまだ外を見ながら言った。

「行くか。」
大輔の声に、塔子は頷くと地下駐車場で大輔の車に乗り込んだ。

(- なんか、デートみたい。)
塔子はドキドキする気持ちを抑えていた。

天気は快晴で空には雲一つない青空が広がっていた。

車から、海が見えてくると塔子のテンションは上がっていた。

「ねえ、ねえ、だいちゃん!見て!見えてきた。」
そんな塔子を大輔は優しく微笑んで見ていた。

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