「塔子、お前酔ってるだろ?」
「うるさいな。少し酔い冷ましてから帰るから、先帰っていいよ」
塔子はお酒と疲労とで感情のコントロールが上手くいかなかった。

「そんな訳に行かないだろ。行くぞ」
「一緒にいたくないのよ!」

そう言ってしまい、ハッとし塔子はホテルの外に走って出た。

(このままじゃ、言ってはいけない事を言っちゃう!一人にして……)

追いかけてきた大輔は、塔子の腕を掴み、睨むように塔子を見ると、
「俺となんかいたくないよな。樋口がいいんだろ?」