だったらあんたが堕ちてくれ
第五章 もしかして

「なんかヒデさん今日は一段とやばかったね」

玄関先で秀俊を見送った後、妹はとどめの一発を見舞った。

撃沈。

今日の秀俊は俺から見てもかなり空回っていた。

原因は言うまでもない。

全部椿のせいだ。

可哀想な秀俊。

抗いようもなく、非力なあいつはまんまと椿の毒牙にかかってしまったのだ。

「なんだよあれは!」

「主語」

「秀俊だよ!あんまりだろ?なんであんな仕打ちをする?」

「協力しただけだけど。なかなかのファインプレイだったでしょ」
< 236 / 389 >

この作品をシェア

pagetop