階段落ちたら異世界に落ちてました!
求愛行動は羞恥心との闘いです。逃げ出したい衝動をひたすら耐える我慢大会
やっとひたすらエドの膝の上に座り続けるお仕事タイムが終わりを迎えました。


「陛下、本日のお仕事はここまででございます。そろそろ晩餐のお時間になりますので食堂室へ。」


「そうか、ローレンスもご苦労だった。」


そう言って立ち上がる際私もやっと膝の上から下りられるんだと安堵したのもつかの間

膝の上から腕の上に乗せられそのまま立ち上がられました。
すっごく視界が高くてびっくりしているとそのまま歩き出します。

「では、まどか様。のちほど食堂室で。」

アンジェリーナさんにはそう見送られました。
え?私歩いちゃダメですか?

え?王宮内を私は抱っこ移動ですか?


すれ違う竜人さんたちは微笑ましそうに眺めてます。
え?これ普通なの?そうなの?!

これ下りたいなって顔で困ってたらすれ違う竜人の皆さんがこのままで!!!って必死な顔や目線で訴えられた。

これまた何か止めたら地雷なんですね?
このままでゴー!なのね?
そう目線で問いかけるとブンブン縦に首が振られます。

分かった旨を表情に乗せつつコクンと1つ頷くと見守ってた竜人の皆さんが安堵の表情を浮かべます。


これからも助けてくださいね!と小さくヒラヒラ手を振って皆さんに訴えるとコクコク頷いてくれました。

目線で会話成立してホントに助かりますね。
いろんな美形さん達だけどいろいろ教えてくれそう。
助かるな。


え?私が顔に出やすくてダダ漏れだから?
そうじゃなきゃ困難に陥るのでこれで良いと思います!

開き直り上等!
< 54 / 110 >

この作品をシェア

pagetop