DJ

ダンスミュージック

初めての感覚だった。テレビとかでよく流れているクラブ系の音楽とは違って聴こえた。ケンタに聞くとアンダーグラウンドな音楽と言ってた。ミーハーと逆だってことらしい。本能的に感じる気持ちよさ、感覚で空間を表現する。のがアングラ(アンダーグラウンド)の世界らしい。俺らにはいまいちピンと来なかった。けどチョーカッコいい!!俺らはその未体験の音楽にのめりこんだ。
「まー俺も兄貴の影響だけどな。スゲー色んな事知ってて色々教えてもらってるんだ。」
ケンタが小刻みに足でリズムを取りながら話しだした。
「ダンスミュージックって呼ぶんだぜ。ヒップホップやR&Bもいいけど俺はテクノが好きだなー。クールでカッコいい。なぁ。せっかくだしクラブ行かね?」
俺とアツシの目が合った。アツシの目は輝いてた。アツシには俺もそう映ってたと思う。
「女の子もうじゃうじゃいるぞー。」
早速夏の最初の予定が決まった。
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