夜空の星は月とともに瞬く




「理帆は…そんなこと…しない…俺らは…人殺しになんかなれない。俺らは…理帆に……勝てないんだ。」



「どういう事だよ!」



総長である奏真が和哉に尋ねる。




「どういうことかって?そのままの
意味だ。実力的に勝てないんだ。」




悠哉が代わりに答える。





「悠哉まで…」





『双子らしくないのにこんなときだけは考えが一緒なのね。とにかく、私は考えを変えない。裏切りがどんな悲劇をもたらすのか、教えてあげるよ。私の一生を使ってね。』

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