夜空の星は月とともに瞬く
自然と口角が上がる。


不気味だろうな。


私はおかしくなっているんだから。


このまま壊れるのかな…私…


そんなことをぼんやりと考えていると階段を使って幹部が降りてきた。


上には奏真だけが残っている。



「よくも無茶苦茶やりおったなぁ。」



京斗が苦笑いをしながら言う。



『だって戦いだもの。殺らなきゃ殺されるから。』



「前のお前だったら、そんな事言わなかったでしょ〜」



ふざけた口調はやめて欲しいな。



『イラつくからやめて。その口調。』



「はいはい。もうちょっと優しくしてよ
ね(笑)」



『うるさいんだよ!』



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