必然的な運命
朝早くから来て下さっているのかも?と思い、早起きしてお墓に向かっても出会う事はなかった。

「お父さん、このお花の方にお礼を言いたいので是非会わせて下さい。……なーんてね、神頼みじゃなく父頼みってか?」

お墓の前で手を合わせ独り言を言ったりなんかして。

備えられているお花と私のお花添えて、父のお墓は華やか且つ豪華に仕上がった。


まだまだお父さんの遺品には向き合えそうにないけど、また来月も来ます。

そう言い残してお墓を後にした。
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