透明人間の色

3 関係性の変化






それから私は何をどう過ごしたのかあまり覚えていない。

我に返ったときには、彼と出会ったあの繁華街にいて、知らない酔っぱらいのおじさん二人組が私に話しかけてきていた。

何も悲しいことなどないのに涙が出てくる。




なにやってるんだろ。




急に泣き出した私におじさんがまた話しかけてきてる気がしたけど、一体何を言っているんだろう。

でも、この人達に用はない。




私が探しているのはここに来る前の私だ。
いや、六年前の夏以前の私かもしれない。


お願い、誰か___



「___達也。助けて」



居るわけない。居るわけないのに。心が叫んだ。
絶対的正義の名。






だけど、私が呼び寄せてしまったのはそれより質が悪かった。




「邪魔」
「霧蒼っ!?」

そう言った私をチラリと見た霧蒼は舌打ちする。




「その店入りたいんだけど、おっさんどいて」



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