海に降る恋 〜先生と私のキセキ〜

先生のバースデー

――――…

2度目の失恋の後も、時々、相葉先生にワープロの添削をしてもらいに行っていた。


私が変わらなかったように、相葉先生の私に対する接し方も以前と変わらなかった。


そんな相葉先生を見ていて、


『何度告白しても、相葉先生は“自分が教師である事”を乱す事がないんだ。』

そう、感じていた。



だからこそ、乱してやりたいと思ったんだ。


乱す事が出来たなら、


“生徒”ではなく、


一人の“女の子”として


見てもらえるような気がしていたんだ。
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