黄金のラドゥール
ラドゥール
いまだ波打つ湖面。


その中心からゴポゴポと泡がふきあがり始めた。










「、、、っぅ、、はぁ、、っ、、!!!」



女だった。
真っ白な肌の、女が現れた。



黄金の満月を背に

その肌はまるで透けて輝くようだった。



薄いベールをまとった姿に

誰からともなく、、感嘆の声が漏れる。


「ぉぉ、、」





誰もが立ち上がっていた。
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