嘘つきな恋人
その5 疑惑。
秋に付き合い始めた私達は
冬の終わりになってもとても仲良く過ごしている。
私の勤務に合わせて裕人さんは休みを取ってくれたり、
仕事の後に私の部屋を急に訪ねて来たりしたり、
Dragonで待ち合わせて、夕飯を一緒に食べたりするようになって、
週に1.2回会ってベッドを共にした。
裕人さんは私の部屋のベッドを買い換え、
ホテル仕様のセミダブルタイプのもの(裕人さんの部屋と同じもの。)を入れ、
私の部屋に泊まってそのまま仕事に行けるように荷物を置くようになり、
オマケに私が夜勤の翌日は裕人さんの部屋に泊まるようになっている。
ちょっと会いすぎだ。
裕人さんにそう言ってみると、
「俺はリンに夢中だな。」と照れて微笑み、また、私を抱きしめる。
私はとても嬉しくて、抱きしめられた胸に顔をすりつけた。
「リンは懐くとネコみたいだな。」
と裕人さんはくすんと笑ってそっと頭にキスをしてくれる。
私はものすごく幸せなのかもしれない。
優しい裕人さんにすっかり心を預けきって
私は幸福のため息をついた。
冬の終わりになってもとても仲良く過ごしている。
私の勤務に合わせて裕人さんは休みを取ってくれたり、
仕事の後に私の部屋を急に訪ねて来たりしたり、
Dragonで待ち合わせて、夕飯を一緒に食べたりするようになって、
週に1.2回会ってベッドを共にした。
裕人さんは私の部屋のベッドを買い換え、
ホテル仕様のセミダブルタイプのもの(裕人さんの部屋と同じもの。)を入れ、
私の部屋に泊まってそのまま仕事に行けるように荷物を置くようになり、
オマケに私が夜勤の翌日は裕人さんの部屋に泊まるようになっている。
ちょっと会いすぎだ。
裕人さんにそう言ってみると、
「俺はリンに夢中だな。」と照れて微笑み、また、私を抱きしめる。
私はとても嬉しくて、抱きしめられた胸に顔をすりつけた。
「リンは懐くとネコみたいだな。」
と裕人さんはくすんと笑ってそっと頭にキスをしてくれる。
私はものすごく幸せなのかもしれない。
優しい裕人さんにすっかり心を預けきって
私は幸福のため息をついた。