アメリカの大学を卒業した後も、俺はそのままアメリカに残った。


祖父が会長を務める会社に入り、NY支社で一社員として数年を過ごすことになる。


年に数回、日本に帰国しても偶然会えるなんて奇跡は起こらなかった。


高校を卒業して2年後に同窓会の知らせが来たけれど予定が合わなくて俺は不参加。


参加した槇の話では、俺以外のほとんどの人が参加したらしい。


後日、写メが送られてきた。


先生を真ん中にした集合写真と、楽しんでいる様子の写真が何枚も。


30人ほどが写る集合写真の中で、俺の目は真っ先に彼女を見つけたーーー。


彼女の姿だけが、まるで特別加工でもされたかのようにキラキラして見えた。


あの頃より、大人になってさらに綺麗になっていた笑顔の彼女がそこにはいた。


写真を見ただけなのに、あの頃のようにまた胸が締め付けられた。