無駄な紅葉は散り濡れる.
溺れし溺れ
紅葉という名は
好きじゃない。

今でも、征人の声
咲子とよばれた日々
思い出してはなみだする。

もう、戻れないことも
わかってる。


萌えいづる 枯るるも同じ 野辺の草
 いづれか秋に あはではつべき


まさのそんなかんじ。
あたしはもう
枯れたも同然。

栄華はもう来ない。


あたしは
誰かに体を奪われ、
その誰かに頼って生きるしかないんだ。


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