女トモダチ

誘惑

「ねぇ、真子。清水君と真子っていつもどんな話をしてるの?」

今日もまたセイラの口から出るのはハルトの話ばかり。

休み時間も昼休みも、ずっとハルトの話ばっかりされるといい加減嫌気が差してくる。

「別に大した話はしてないよ?どうして?」

「うん……。二人でいてもなかなか話が弾まなくて。私の話がつまらないんじゃないかって不安になっちゃって」

「そんなに焦る必要ないんじゃない?まだ付き合い始めたばっかりだし」

「そうなのかなぁ?」

不安げなセイラの顔に若干のいら立ちを感じる。

そんなのあたしに相談されたって困る。

いちいち聞かないでちょっとは自分で考えたら?

初めての彼氏ができて浮かれるのは分かるけど、毎度その話をされるこっちの身にもなってよ。

心の中にモヤモヤが広がっていく。
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