目が覚めると、カーテンの隙間から見える窓の向こうはまだ暗い。

ベッドサイドのテーブルの上、デジタルの時計は5時と数字を表示している。



見覚えのない天井。

ブラウンで統一されたベッドリネン。

明らかに自分のものではない。



ぼんやりした頭で自分がどこにいるのか考える。


そして


気怠い身体と、下半身の違和感と、普段使わない筋肉の痛みに気付いた。それと同時に頭の中に怒涛のように昨日からの記憶が甦ってきた。



あああああぁーーーーーーっっっ



慌てて起き上がってベッドから降りようとしたら、腰から下に力が入らなくてペタリと床に座り込む。


ドアが開いた。
そこには満面の笑みのイケメン。


床に座り込むわたしを見て更に笑みが深くなる。

「腰が抜けたか?」

そう言って手を差し伸べてわたしを抱き上げた。

「課長・・・・・降ろしてください・・・・」

そのままリビングに運ばれ、ソファーに座った課長の膝の上で横抱きにされる。

「遠慮せんでええ。オレがしたいからしてるだけや」

シャワーの後なのか課長の身体から石鹸の香りがして、少し濡れた髪の毛がわたしの顔に時々触れる。