私と結婚してください。

花嫁修業は必須でした




翌日


「クリスマスパーティー?
え、それに希依も出席すんの?」

「そうなんだよー!」

「希依がパーティー…
なんか想像つかない…」

「……ちょっとめぐ
なに軽く笑ってんの」

「だって、希依がパーティーだよ?
似合わな過ぎて笑うしかないでしょ」

「もうー!!
だから似合うような女になるの!」

「ってかその騒がしさからまず考え直したほうがいいと思うけど」

「うっ…」


朝ご飯タイムに、さっそくみんなに相談をした。
ま、めぐの言葉に撃沈してるんだけど…


「別に希依ちゃんは希依ちゃんじゃん。
そのまんまでもよくねー?」

「それ俺も思ったー。
希依ちゃんはそのまんまでも十分。
ってかそんな希依ちゃんを凰成は選んだんじゃん?
そのままでいいと俺も思う」

「甘いよ、男子!!
ってか男子の意見なんて聞いてない!
結局、ほかの女子を認めさせるのが目的なんでしょ?
なら徹底的にやらないと!!」

「そ、そうだよね!!」

「第一、希依って油断するとすぐに女忘れるでしょ。
すぐ太るし」

「う…」

「椎依と一緒に生きてきたんだからわかるでしょ?
椎依の女子力だって、日ごろの努力の成果なわけよ」

「……確かに」

「…とりあえず、その幼児体型なんとかするか」


よ、幼児体型…
まぁ確かに…背も高くもないのに、肉はめぐよりついてる…
めぐはスタイルいいもんなぁ…


「希依は部活やってた頃はもっと筋肉あったじゃない。
あの時の筋肉はどこに行ったのよ」

「だってー…部活なくなると走ることも筋トレすることもなくなって…」

「ならちょうどいいじゃない!
音大受けるならまたバイオリンやるんでしょ?
なら運動しちゃえば一石二鳥じゃない!」

「まぁそうだけど…」


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