副社長のいきなり求婚宣言!?
4 副社長様に奪われました
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 あの日から毎日、業務後にはこの副社長室に足を運んでいる。

 必ず一日に一枚以上、描いた宿題を提出するためだ。

 
「大分ましになってきたな。ここなんか、ほら。お前のわかりやすい性格が活かせてる」


 副社長は、相変わらず私の隣に座って、開いたスケッチブックを指さす。

 覗きこもうとすると、必然的に副社長のパーソナルスペースに入ってしまい、甘さを含めた爽やかな香りに、鼓動が急いた。


「このテラス。リビングを二階にしてるから、その窓からのアプローチを利用して、部屋そのものが外にあるように感じるんだ。

 家の中核にこれだけ開放感があると、気持ちも自然と大きくなって、家族とのふれあいも豊かになるはずだ。そういうのがお前の理想の家族像なんだってわかる」


 こういうデザインは残してみて、と、合格点ではなかったものの、ひとつ丸印を付けてもらえたようで胸が弾む。
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