湖都子のポエム8
タイトル未編集

もうどうしようもないくらい好きになってた

溢れる想いを詰め込んで
勢いで告白しました
速攻ふられました

私は彼が好き
でも彼が好きなのは私じゃなかった
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奈緖、15才……中学の卒業式のあと……

毎日会ってるのに、とうしてだろう?不安なの……
だけど、思い切って仲良しグループの大地くんに……
「す……好きです。高校離れてしまうけど、付き合ってください。」
「ゴメン、奈緖にときめかない……かな。今まで通りに友達でいようよ。それに、俺が好きなのには、美咲なんだ……」
仲良しグループの美咲を好きだったんだ。美咲と友達だから、仲良くしてくれただけだったんだ。

大地から離れて……1人で泣いていた。卒業式たから、誰も不思議には思わなかった。

幼なじみで、やっぱり仲良しグループの弘人が後ろから声をかけてきた。
「奈緖、これからみんなで帰ろうって話になったんだけど……」って……泣いてる奈緖に気付いた。
「大ちゃんにふられちゃった……美咲のこと好きだったんだって……ゴメン……私はみんなと帰れない……」
「そっか……じゃ、俺と帰ろう……」
「ヒロは、みんなと帰っていいよ……」
「泣いてる奈緖をほっとけるわけないだろ……あいつらよりも、奈緖とのほうが付き合い長いんだから……な。家も近いし……さ。」

泣き止むのを待っていてくれたヒロと一緒に帰った。合わせてくれる歩幅……やっぱりヒロは優しいなぁ……






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