湖都子のポエム8

心が悲鳴をあげていた


つまらない……
あなたがいないから……
心に穴があいて
心が悲鳴をあげていた
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遊園地集合だったので、奈緖と行こうと思って、奈緖の家に電話をかけたら、もう出かけたって……もう出かけたんだ。急いで家を出た。遊園地に、まだ奈緖はきていなかった。そして、美咲から「奈緖とマルは来れなくなったんだってー」え?それなら、私……ここにいる意味がない。「それなら、私は帰る」って、言ったのに結局4人で遊園地……

なんかダブルデートぽい。だけど、なんで?美咲は大地と付き合ってるんじゃないの?ヒロの隣を歩く美咲。大地の機嫌が悪くなるのをひしひしと感じる。ヒロも不機嫌……早く帰りたい。奈緖達に写メ送るから、笑って……と言われ、その写メを奈緖に後で送るって……

いつもだったら、夕飯も食べる。だけど、すぐに帰ることになった。え?家が近いからって、ヒロが美咲を送るの?

「ごめん、俺、このまま別行動するわ……」
「あ……じゃー私も……」

2人を残して、歩き出した。そして、ヒロと歩いていたら、「ま……待ってよ……私も……」「お前は、大地と帰れよ……」「なんで?」「お前たち、付き合ってるんだろう?俺達、邪魔する気ないし……」

そして、楽しそうに歩く奈緖とマルを見かけた。あと知らない男の子と女の子。なんで……?4人の後をつけると、途中でわかれて、マルと奈緖が2人で帰る。何を話してるのか、聞こえなかった。だけど、途中から2人が密着する。恋人つなぎ……

奈緖の家についた。引き返してきたマルに会った。
「奈緖と付き合うことになったから……お前たちは4人で仲良くすればいい。」
「何言ってんだ……よ」
「奈緖を傷つけるお前たちのことは、許せない。もう奈緖に近づくなよ。」
「ふざけんな。俺達友達だろう?」
「これからは、俺が奈緖を守るから……じゃーな」

そして、そのまま……奈緖と会えないまま、昼休みは終わった。心が悲鳴をあげていた。
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