由良先輩はふしだら
初デート


「ふぅ……とうとう来てしまった」


先輩に、遊園地にいこうと誘ったあの日から、1週間がだった。


天気は快晴。
どう考えたってデート日和。


先輩との待ち合わせ場所の学校の最寄り駅に、15分も早く着いてしまった。


スマホで今日行くテーマパークの公式サイトを眺めながら先輩を待つ。


本当は、あの後にすぐにでも先輩を遊園地に連れ出したかったんだけど、手首の怪我のことや、私にも色々と準備があったから。私も万全の体調で、先輩に楽しんでもらうために。

と言っても、チケットは先輩がとってくれたんだけど。


ここら辺で一番大きなテーマパーク。
今までには計3回、2回は家族と、1回は栞と行ったことがある遊園地だ。


この1週間、今日のこの日を何度妄想したからわからない。


先輩とも、お昼や放課後に、一緒にあれこれと計画を立てたりしてそれだけ常に口元は緩んでいた。


起きたらずっと今日のことばかり考えていた気がする。それぐらい、すっごく楽しみで……!


「美子」

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