「う~ん…」

ねむい。
けれど、おフロに入りたい。

部屋に入ると、すぐさま男に抱き締められた。
からの、激し過ぎるキス。
からの…。

どうやら私、そのまま眠りこけてしまったらしい。
海の潮が残ったままだ。そのほかにも、汗やら何やらでベタついた身体をサッパリしたい。

にしても驚いた。
人間って、ああまで野生に帰れるものなのね。
あんな風になったのは、生まれて初めてだったから、今思えばかなり恥ずかしい。

やりたい盛りの男のコの性欲って、半端ないわ。なんて、これじゃあ『オバサン』って呼ばれても仕方ないか。

ぷっ。
思わず吹き出した。

酷いや、翔クン。
いくら、後腐れのない使い捨てだからって、思う存分、いいように扱ってくれちゃって。
でもまあ、これなら十分、彼のいう『有効活用』されてやったことだろう。

でも、なんて強い生命力(ちから)。

彼の匂い、強い海の香りと一緒に、その一部が、空っぽだった私の器を満たしていったみたい。

ふふっ、私ったらなんてちゃっかりしてるんだろう。
さっきまで死にかけてたってのに、途端に明日からの事、心配してみたりして。

まあ、見る限り彼は心身ともに健康そうだし、病気持ちだとかサイコバスとか、そういった問題は特になさそうだけど…

あれ?