皆にはナイショ♡
年下美少年に迫られてます
今日も登校日ではないが新しい生徒会役員に引き継ぎのため登校していた。


「西沢先輩!こんにちは。今日も来てくれてありがとうございます。引き継ぎのためとはいえ大丈夫ですか?」


そう聞いてきたのは一緒に生徒会役員をしていた書記担当の飯村くん。
彼は来年度からは生徒会長である為自分の書記の引き継ぎをしつつ、生徒会長の秋山くんから会長の仕事も引き継ぎしている。


「えぇ、大丈夫。私は推薦で2学期中に進路決まってたからね。センター試験組の秋山くんと恵ちゃんも忙しかったけどもう落ち着いたから来てるでしょ?」


そうにこやかに返すと


「そうですね。先輩方が有能すぎて来年度回せるかちょっと不安ですけど。」

そう、苦笑する飯村君はアイドル並の爽やか可愛い系のイケメンくんだ。

とっても人当たりも良く、人気者で同級生や下級生、果ては年下好きの私達3年生にもモテている。


しかし、告白されてもどの子も断っているとか。

お姉様系から可愛い系に大人美人系がアタックするも、皆撃沈したというから驚きだ。

モテると理想も高いのかな?


そう思っていた。

とってもストレートな予想外の催促を受けるまでは。
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