恋愛ノスタルジー
prologue
*****

「……お前、頭……大丈夫か?」

「狂ってるわけじゃありません!本気なんです!私、何でもします。掃除、洗濯、買い物、それに画のお手伝いだって。だからお願いです。あなたの三ヶ月間を私にください!」

どうしてもこれからの三ヶ月間を、私はこの人と過ごしたい。

きっと一生に一度の恋だから。

当時の私は突如として沸き起こった強いこの感情を、怖いくらいに信じていた。
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