「おかえりなさい!」
再び一緒に住み始めてから、1ヶ月が経ち麻耶と芳也は幸せな時間を過ごしていた。
平日はどうしても麻耶も芳也も帰りが不規則の為、平日の麻耶の休日に芳也が休みを取れた日や、土日の麻耶が早く帰れる日など、一緒にいられる時間を大切にしていた。

「ただいま」
そう言って日課のようになったキスを麻耶に落とすと、芳也は麻耶を抱きしめた。
「今日はいつもより早かったですね」
嬉しそうに麻耶は言うと、キッチンへと向かった。
「少し仕事が落ち着いてるから明日休み取れたよ」
「本当?」
その言葉に麻耶は笑顔を向けて、食事の準備の手を止めると、芳也の背中にしがみついた。
「ああ、先週の土日も仕事だったし、たまには休みたいよ」
笑いながら麻耶の手を握ると、芳也は麻耶の手にキスを落とした。

「じゃあ、今日はゆっくり飲めますね。真野さんの作ってくれたてるおつまみも出しますね」
麻耶は嬉しそうに言うと、またキッチンへと向かった。