主さまの気まぐれ-百鬼夜行の王-③ 
プロフィール
・十六夜(主さま)…鬼族の妖で百鬼夜行の現当主。性格は冷徹、冷淡、冷酷、無慈悲と一見いいとこ無しだが、息吹には滅法弱く、可愛らしい一面を見せる。恐ろしく綺麗な顔立ちの主。過去女癖が悪かったが息吹と夫婦になってから改善された。


・息吹…赤子の頃に幽玄橋に捨てられ、主さまたちに育てられる。数年後晴明に引き取られて主さまの元を去るも、美しくなった娘時代に再会。木花咲耶姫の転生であると分かり、主さまと恋に落ちて夫婦となる。性格は明るく朗らかで芯が強い。


・雪男…主さまの側近。恐ろしく強いが百鬼夜行には出ず屋敷を守っている。幼い頃の息吹の教育係だったが成長した息吹と再会後恋に落ちて息吹に付きまとっては主さまを不快にさせている。朔と輝夜の教育係兼任。性格は面倒見が良く多くの者に慕われている。


・朔…主さまと息吹の長男。次代の主として様々な教育を受ける。読書が好きで、弟の輝夜の手を離さない。幼いながらも大器の片鱗を垣間見せる。


・輝夜…主さまと息吹の次男。早産で産まれ、命は救われたものの何かが欠けた状態。それが何であるか本人しか知らない。よく行方不明になるため朔にいつも手を握られている。


・安倍晴明…陰陽道を司る狐と人の間に産まれた半妖。父母を亡くした後主さまの元で育ったが成人後人の助けとなるため袂を分かって平安町で暮らしていたが、息吹を見かけて何かを見出し、引き取る。山姫と夫婦。性格はひねくれ者で主さまをからかうことに生き甲斐を見出している。


・銀…九尾の白狐。大妖。過去に主さまに戦いを挑んで多くの犠牲を出したが、現在は主さまの百鬼として仕えている。性格は軽く明るい。若葉の育ての親であり、尻尾と耳は息吹のお気に入り。


・若葉…幽玄橋に捨てられていた人の子。銀が育ての親だが育てたのはほぼ息吹。朔や輝夜とは兄弟同然で育つ。あまり感情の起伏がない。


・山姫…主さまの側近。主に雪男と共に屋敷を守っている。息吹の母代わりであり、晴明の妻。
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