「鈴原。これ今日中に数値化」

「今日中?無理に決まってるじゃないですかっ」

「そのくらいの勢いでやれって言ってんだよ。
何回言っても学ばねえなあお前は」


…ムカつく。

隣で時田さんがクスクス笑っていた。

「やっぱり2人はこうじゃないとつまらないですね」

「こうじゃないとってなんですか」

時田さんは意味ありげにニヤリと笑った。


「永瀬さんと仲直りしたのー?」

時田さんと同じようなニヤリとした顔で、トレイを持った花と戸田さんはやってきた。

「別にケンカしてないってば」

この前半分しか食べられなかった冷やし中華も、今日は余裕で食べきれそうだ。

食欲は万全。

単純すぎるかな。

幸せな気持ちだと、食べ物がおいしく感じるなんて。


「でも、やっぱり声が聞こえないと違和感ありますよね」

「そうそう。ウチの課の名物みたいになってるからねー。
2人の掛け合いがないと、なんか課全体が暗い感じ」

「そんな大きな役割担ってるんですか!?」

2人は声を上げて笑った。



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