キミが死ぬまで、あと5日~終わらない恐怖の呪い~
何も出てこない
数時間後、あたしは自分の部屋にいた。


教室内で呟きサイトを退会するように叫んでいたリナを思い出し、重たい気分になる。


あんなに必死で何かを訴えかけるリナの姿なんて、今まで見たことがなかった。


あたしはパソコンの電源を入れて、ペットボトルのジュースをひと口飲んだ。


リナの言葉を100%信じたワケじゃない。


けれど、なにも調べない内から否定することもできなかった。


自分にできることなんて限られているけれど、とにかく調べてみることにしたのだ。


ジュースを隣のテーブルに置き、パソコンデスクへと向かう。


普段スマホばかりだからあまり使わなくなってしまったパソコンだけど、こういう時は大きな画面で調べたほうが効率的だった。


よくやく立ち上がったパソコンで、あたしは《拡散動画》について検索した。


「うわぁ、沢山出て来るなぁ」


ヒット数を見るとメマイを起こしてしまいそうになる。
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