心の鎮痛剤を下さい-夜間生涯学習の先生-(実話)
講座7回目
学校の階段を上る足取りが軽い

途中まで上ったところで、先生と会った。


なんか恥ずかしくて、少し照れ笑いした




「上の窓から松本さんの車が見えたから、待ちきれずに迎えに来ちゃった」


え?先生、それって…

私、かんちがいしてもいいですか?


「なんか緊張しちゃいます」

「うん、俺も」




一歩、教室に入ると、いつもの先生に戻って熱心に授業を教えてくれた。
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