完璧幼馴染の仮面が崩れるとき





今日だって、同じような恋愛観を持ってると思っていた同僚の結婚による、自分の中の焦りの気持ちとモヤモヤした気持ちとで、どうしてもこの男に会いたくなった。



「いつもの場所で」なんて連絡してしまった私は完全に負け組だと思う。




華やかだった二次会のあと、私は浮き足立って私の心を何年も縛り付けているこの罪深い男といつも呑んでいるBARに来た



そして、カウンターにクールに座ってしっとりと一人で飲み始めている彼に密かに見惚れ、何事も無かったかのようにすっと隣に座わり、

いつも通り散々仕事の愚痴を言ったあと、酔いが回って結婚観を好きな相手にタラタラ話すなんてことをしてしまっているわけだ。




私だってこの25年間、誰とも付き合ってないなんて純粋なことはないけど、誰といてもどうやっても離れてくれないこの男は私の結婚観を聞いたあと、勝ち誇ったような顔で言い張ったのだ。


「お前もいい男見つけて、落ち着けば?」




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