キミの生きる世界が、優しいヒカリで溢れますように。
あとがき


最後まで本作を読んでくださって、ありがとうございます。


どうでしたか?


この作品はずっと前から書きたくて、でも、書くのが怖くて手を出せなかったものになります。
どうしても納得のいかない作品にしたくなかったからです。それほど私の中で大切で、温めてきた作品になります。


いじめってどうしたら無くなるのかを考えたとき、いじめている人を止めるのは不可能だと思いました。


大抵の人が怖くて、いじめっ子に意見するのは難しいと思います。私も、そうです。


でも、ひとりひとりが自分を見つめ直すことで、無くすことってできるんじゃないでしょうか?


「自分はいじめをしない。」という意識を、決意を、全員が持つことができたら、いじめは無くなっていくと思うのです。


そのきっかけにこの作品がなれたら、幸せです。


そして。


いま、いじめをしている人へ。今すぐやめましょう。まだ、間に合います。その人を死なせてしまう前に、誰かの心を壊してしまう前に、もう、やめましょう。あなたのしている行為は、将来のあなたを苦しめます。「いじめていた」ということは、なんの誇りにもなりません。愛する人に、誇れる自分であってください。人に堂々と話せない、やましいことをしていて笑えますか?ぜひ笑顔の自分でいてください。


いじめられている人へ。死にたくなるぐらい辛い想いをしている人へ。
逃げましょう。あなたがあなたらしく生きられる場所は、どこかにあります。この世界は、広いのです。未来も、無限に広がっています。
無理に戦わなくていい。探しましょう。休んで、心が元気になってから。生きたいと思わなくていい。死にたいままで、いいと思います。(私は)
時間は有限だけれど、なにもしない休憩時間は無駄じゃないです。
いつか、笑えるようになるかもしれないので、今は死にたいままでもいいから、最後まで生きてみてほしいです。
笑顔になれる可能性を、捨てないで。


いじめをそばで見ている人へ。「助けてあげて、ヒーローになって。」とは、言いません。ただ、あなたは、あなただけはいじめをしないでください。いじめっ子の味方にだけは、ならないでください。堂々と声をかけてあげなくても大丈夫。ただ、こっそりなにか一言、声をかけてあげられると、その子は救われるかも、しれません。



最後に。

この作品が誰かの「光」になりますように。
読んでくれた皆さまの未来が光で満ちますように。


そう、願います。



2019.1.23 晴虹



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