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光に溢れたプロローグを
自分が何を間違えたかわからないままクラスメイトから受ける執拗な嫌がらせ。存在を否定され生きることを恐れた主人公のゆりは、ついに命を諦めた。

これでもうこわくない。そう思っていたけど、49日前の別の人間として目を覚まして…

「きみが傷ついてたの、知ってた。無意識に人を傷つける人もいるもんね。だけどさ、故意に人を傷つけるのは、もっと罪だよ」
人を笑顔にしたい心優しい彼はそんな言葉を残しました。作中に散りばめられた作者さまのメッセージと溢れた様々な感情が詰まったようなその言葉がわすれられない。

誰かを信じるちからは生きていくうえで必要不可欠だと思うんです。けれどわたしたちの行動は、台詞は、意思は、そのちからを奪ってしまうこともある。それがどんなに悲しいことなのかが書かれていると同時に、どこかに必ず存在している光も描かれていて、目の前の誰かを大切にできる人になりたいと思わされる作品でした。
KIMORI
19/03/22 20:58

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