愛を知らない一輪の花
過ちの夜

あっという間に月末の忘年会がやって来た。



今日はどの支店も部署も早めに仕事を切り上げ、会場のホテルへと向かう。
駅前支店も珍しく早仕舞いで終わらない業務は明日へと持ち越す。


「遅刻しないように会場に行けよ。何度も言うが、羽目を外しすぎない程度に楽しめ。いいな?じゃあ、お疲れ。また会場で。」


「はーい!お疲れ様でーす。」
「お先に失礼します。」
「支店長〜!またあとで会いましょうー。」
「吐くほど飲むぞ〜!」
「彼女見つけてみせます!今年こそは!!」


次々に支店長の横を通りすぎなら、退社していく。




「百合さん!会場までどうやっていきます?俺タクシーなんですけど、一緒に相乗りして行きます?」
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