2度目の初恋も、君とがいい

やっぱり好きだから

「千花ー!助けてー!」



昼休み。
泣きそうな顔をして後ろのあたしに顔を向ける日奈子。



「日奈子どうしたの?」



夏休みも終わって、今日から通常授業だ。



「テスト!絶望的なの!」



バンっとあたしの机に手をつく。



「テストって来週の?」


「うん!本当にやばい!」



困り果てた顔をする日奈子にプッと吹き出してしまう。



「ちょ、笑わないでよ」



そんなあたしにぷうっと頬を膨らます。



「放課後、部屋にくる?」


「ほんと!?」


「うん、あたしにわかるとこなら教えるよ」


「やったー!」



この世の終わりのようだった顔がみるみる笑顔に変わっていく。

日奈子は本当に感情表現が豊かで羨ましくなるときがある。



「日奈子、千花に教えてもらうの?ずりー」



あたしたちの会話を聞いていただろう、明日汰が羨ましそうな顔になる。



「へへ、いいだろー。もつべきものは頭のいい親友!」


「そんな別によくないよ」



日奈子が悪すぎるだけだと失礼ながらに思ってる。
こんなこと絶対に言わないけど。

< 136 / 235 >

この作品をシェア

pagetop